Time Capsule(NAS)をMacとLinuxの両方から使えるようにする

はじめに


糞お高いNASを買ってしまいました・・・
というか、買わざるを得ませんでしたorz

とりあえず、こんな理由で選定

  • 自宅の外付けHDDが故障気味
  • Macも自動でバックアップ取っておきたい

勿論、QNAPでも良かったのですが、以下の理由で諦め

  • HDDが別売とかでお高い(故障交換ができるのは強みですが・・・)
  • サイズが大きい
  • ルーター機能までついてるので省スペース

で、バックアップだけではもったいないため、 よく使うOSで表題のようにNAS利用を使用と思いました。

やってみる


やるまでに結構苦労しました。
そもそも、どうやって手をつけるのか若干悩みましたw

障壁

Mac側(よしなにやってくれるが故の問題)

  • GUI操作で自動的にマウントされる
  • 自動的にマウントされるが故に何処にマウントされたか不明
  • マウント先不明の為、コマンドでlsとかcd実行できない

Linux側

  • 使用プロトコルが分からない
  • マウントするためのファイルシステムは???
  • そもそもマウント先のIPとかディレクトリが不明
解決編

AirMacユーティリティをGUI操作して、以下を設定

  • ファイル共有にチェック
  • 共有ディスクのセキュリティをアカウントに変更(デフォルトはディスクパスワード)

他の項目は、すぐにわかりました

  • IPはすぐに発覚(GW + 末尾に数字の1追加)
  • プロトコルはafpもGUI操作時の情報で発覚

Mac側は、afpをマウントする際のコマンド(mount_afp)を参照することでわかりました

以下のコマンドを実行するとよいようです。

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$mount -t afp afp://YOUR_USERNAME:YOUR_PASSWORD@<TimeCapsuleのIP>/Data <マウント先ディレクトリ

umountコマンドで普通に実行できます。

Mac側が判明したので、Linux側もほぼ同じようにしてできました。 但し、ファイルシステムを「cifs」に設定することやディスクの指定方法が異なりました。

以下のようにすればできます。

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$mount -t cifs -o user="YOUR_USERNAME",password="YOUR_PASSWORD" //<TimeCapsuleのIP> <マウント先ディレクトリ>

シェル化


一々、上記の内容を手打ちするのは面倒なので、シェル化しました。

こんなことをします。

  1. マウント先のディレクトリをチェック
  2. ディレクトリがなければ作成
  3. ディレクトリにマウント実行

以下の環境で動作確認しています。

  • MacOSX 10.8.5
  • CentOS6.4 x86_64
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#!/bin/sh

# TimeCapsuleの共有ディスクをアカウント認証にしておくこと
USER="YOUR_USER_NAME"
PASSWORD="YOUR_PASSWORD"
MAC_DIRECTORY="/Volumes/timecapsule"
LINUX_DIRECTORY="/mnt/timecapsule"
TC_DIRECTORY="YOUR_TIMECAPSULE_DIRECTORY"

if [ `echo "${OSTYPE}" |grep "linux*"` ]&&[ ! -d "$LINUX_DIRECTORY" ]; then
    mkdir -p "$LINUX_DIRECTORY"
elif [ ! -d "$MAC_DIRECTORY" ]; then
    mkdir -p "$MAC_DIRECTORY"
fi

if [ `echo "${OSTYPE}" |grep "linux*"` ]; then
    # for Linux
    # use cifs-utils(RedHat)
    mount -t cifs -o user="$USER",password="$PASSWORD" //"$TC_DIRECTORY" "$LINUX_DIRECTORY"
else
    # for Mac
    # ユーザ:パスワード@TimeCapusleのIPアドレス
    mount -t afp afp://"$USER":"$PASSWORD"@"$TC_DIRECTORY" "$MAC_DIRECTORY"
fi