Volleyをビルドする

はじめに


とある作業でAndroidの通信用ライブラリ「Volley」を使いたくなりました。
が、毎回使うたびにeclipseでーとかやりたくないわけです。
なので一度ビルドしてしまい、ライブラリ化してしまおうという魂胆です。

# 毎回、ビルドどうやるんだっけな?ってAnt Task見たりするのも面倒というオチもあったりw

ビルド前準備


Volleyにはビルド用のファイルとして、以下の2つがついています

  • Ant
  • Gradle

ですが、Gradleでビルドしようとした場合、エラーになります。
タスク一覧も見れませんでしたw

という訳でしたのでAntでやります。

その前に、VolleyはAndroid4.0がベースで作られているようなので、Android4.0のライブラリをインストールしておきます。

ビルド


以下のコマンドでビルドします。

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$ant jar

成功すれば、「volley/bin/volley.jar」というファイルが出来てます。

バージョン管理とか


ここからは完全に余談なのですが・・・

こういうライブラリを使う場合だと、バージョンが重要だったりしてきます。

では、どうすればいいかということなのですが、自分としてはgit submoduleを使うことをオススメします。

こうすることで、本体コード(volleyを使う側)のバージョンアップに合わせて、都度volleyのバージョンアップを図ればいいことになります。

こんな感じのディレクトリ構成とし、Volleyは都度上記コマンドでビルドする運用

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2
3
4
5
Android
  |
  |- MainProject(自分が作成するアプリ)
  |
  |- Volley

git submoduleのコマンドは以下です。

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$git submodule add https://android.googlesource.com/platform/frameworks/volley Volley

submodule化したものを更新する場合は、以下のコマンドです
# 初回の場合は、updateではなくinitをしてsubmodule化したファイル類を取得する必要があります

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$git submodule update